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限定品『寿方の窯』 その①

お盆ですね。
キュウリの馬に乗って先祖の霊が帰って来るというお盆。
宗陶苑の創業者、上田寿方は去年の7月に95歳で亡くなりました。
作家としてまた職人として焼き物造りに没頭し、
焼き物の産地信楽の事とその窯元である当苑の事にも心血注ぎ、
またそれと同じぐらいの情熱をもって麻雀をはじめとした趣味にも没頭する人でした。
先日、一周忌を終えてむこうへ旅立ったばかりですのに
すぐにお盆でこっちの世界へ戻ってきているなんて、よっぽど残された僕らが頼りなくて心配なんでしょう。
前回の窯では「寿方の窯」と名付け、その上田寿方を偲んだ作品を限定品としてたくさん焼きました。
生前寿方が好んで造っていたスタイルや品物を我々で思いを馳せながら、かつ自分の要素もいれつつ作りましたよ。
寿方が好んで製作していた花入れのなかで特に人気があったのが、この小さな耳の付いた「山道手花入」。
本人はロクロで製作しておりましたが、今回の作者は紐造りで近い雰囲気を再現!!
なかにはこんなゴツゴツ、窯変な焼き上がりのモノも。
山道手とは呼んで字のごとく山を歩く道のように底から横に走ったヘラ目から付けた題です。
今回、限定で30点ばかりを灰被りにて焼成致しましたが、どれもそれぞれ個性的でおもしろい焼き味となりました☆
【服部津 手ひねり山道手花入】 20,000円~(焼き味に応じて) 限定数:30
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