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限定品『令狸の窯』①

今回の登り窯限定品は『令狸の窯』と名付け、信楽狸をたくさん焼きました。
当然ふだんから狸はいつも焼くのですが、今回の狸はひと味違います!
当苑のプロ(!)の狸職人はもちろん、いつもは狸を専門には作らない職人も皆で狸をこしらえました。
定義はふたつ。
一つ目、すべて型を使わない手ひねりでの成形。
二つ目、基本無釉の焼き締め。(一部、目やポイントだけ釉薬で入れているモノもあり)
『令狸の窯』の令狸(れいり)とは四字熟語の「令狸執鼠」(れいりしっそ)という四字熟語からとりました。
その人の長所・特技を生かして人材を登用する事の喩らしいですが、
もちろん「令和の時代の狸」という意味も含めて名付けました。
それではご紹介して参ります。
まずは当苑が誇る狸職人の手によるもの。
さすがに慣れたもので、バリエーションに富んだポージングで仕上げてくれました。
焼き色もですが、土もいくつかを使い分けておりそれぞれに個性的です。
なかには荒土+がっつり灰被りの子も。
普段でしたら花入れや壷でこのような景色を狙う箇所でも今回は狸で。
別パーツによる笠と徳利を紐付けのこちらは、
本当の生きた狸の面影を残す細身の面構えに尖った耳。
時代劇俳優のようなオーラが出とります。
【金森洋介ひねり狸】
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続いて前回のブログで少しふれさせて頂いた、僕の人生で作った二体目の狸。
先ほどの職人のと比べ、手慣れてない度合いが・・・

でも、勢い一発!
ごりごり(?)とひねって、燠に埋もれる箇所で焼きました。

横から見るとまるで怪獣のよう…
たった一匹作っただけですが、楽しく自由に作りましたので楽しかったし自分の分身のような狸になりました。
当苑で人気の「オリジナル狸造り体験」をされた方が皆とても満足そうにされている気持ちが分かりました☆
【上田宗ひねり狸】売切れ

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